【イベントレポート】「ふたりの未来のヒントを探そう」関係性を一歩深めるメソッド大公開!
こんにちは!フタリノのたびちゃんです。
昨日の喧嘩、結婚のこと、子育てのこと・・・
「このままでいいのかな?」とモヤモヤしたり「パートナーはどう考えているんだろう?」と感じることはありませんか?
今回、”普段なかなか話す機会がないけれど大切なこと” に焦点を当て、ゲストの皆様とともにパートナーシップの深め方や踏み込み方など、ふたりの未来のヒントとなるようなトークイベントを開催しました!
「パートナーとの関係に悩みがある」、「パートナーとの仲を深めたい」という方にぜひ聞いてほしい、イベントのレポをお届けします。
Session1 なんでも話し合える関係性の築き方
〈登壇者〉
作家・心理カウンセラー 五百田達成(いおた たつなり)さん
フタリノ株式会社・代表取締役 清水 愛
ストレートに本音を伝えられない
みなさんはパートナーに思ったこと、言いたいことを伝えられていますか?
事前アンケートでは、「言いにくくて切り出せないことがある」と答えた人が62%いました。
相手が大切だからこそ伝えられないこともありますよね。
相手を傷つけず思ったことを伝える方法とは…?
【五百田さん】
前提として率直に言えるようになった方がいいです。そのうえで相手を傷つけないためには、前置きをしっかり伝えることです。例えば洗い物について言いたいことがある時、「これから伝えることは文句ではありません。自分もできてないことがあります。ただ、台所が今後綺麗であるためにこういう洗い方はどうですか。」と提案します。最初に「I love you」だと伝えて提案をすると、相手も受け取りやすいんじゃないでしょうか。
確かに、意見を出されると自分を否定されたように感じる時もありますよね。
そうではないと最初に伝えるのも手ですね。
他にも「I話法」や「You話法」の使い方など、紹介していただきました!
コミュニケーションスキルの差?
お次の相談は、言語スキルや本質を捉える能力に圧倒的な差があるために、その場で話し合い切ることができずモヤモヤしている方からです。
切実なお悩みですよね。
【五百田さん】
まず圧倒的に相手の能力が長けているわけではないです!右利きか左利きかの問題で、コミュニケーション能力ではなくスタイルの差だと思います。相手は瞬時に判断をして言語化できる人だとしたら、相談者さんはゆっくり確実に物事を捉えられる人。まずは自信を持って!
コミュニケーションスキルに優劣はなく、単にタイプが違うおふたり。
それを理解したうえで、今後どう話し合っていくかが大事です。
「深い話し合いができない」というご相談に対しても、語尾を優しくしたり、隣に座って話すなど具体的な話し合いの方法を提案してくれました。なぜ話し合いができないのか棚卸ししてみて、様々な方法を実践してみましょう!
Session2 カップルカウンセリングってどう?
〈登壇者〉
株式会社cotree 代表取締役 西岡恵子さん
カップルカウンセリング経験者 Aさん・Bさん
カップルカウンセリングって?
皆さんはカップルカウンセリングってご存知ですか?
cotreeの西岡さんのお話では、海外ではカジュアルに利用されているものの、日本ではまだまだ利用する方が少ないそうです。
私自身も実は初めて知って、高級レストランに行くのと同じくらいハードルが高そうな印象を持ってしまいました。
今回は、実際にパートナーと一緒にカウンセリングを利用したことがある当事者の方々をお招きして、
- 受けようと思ったきっかけ
- ぶっちゃけどうだったのか
- 第三者に入ってもらうメリット・デメリットとは?
- その後どんな変化があったのか
など、本来は垣間見ることのできないカップルカウンセリングの実際について赤裸々にシェアしていただいたのですが、私が思っているほどハードルが高いものではないこと、カウンセリング中だけでなくその後の2人の関係にも役立つという気づきが大きかったです!
実際に相談した方の体験談
イベントでは、実際にパートナーと一緒にカウンセリングを利用したという、Aさん(20代・男性)、Bさん(30代女性)の経験談を伺いました!
Aさんは、パートナーが元々カップルカウンセリングに関心のある方で、付き合って1年経った頃ふたりでは解決できない問題に直面したから利用を考えたそうです。どちらかの友人だと、偏りができてしまうということもあるので、思い切って頼ってみようとのことでした。緊急性は高くないけどモヤモヤしていることを知ることができ、その後の対話のときにも役に立ったそうで、ふたりの関係性を見直したいときに便利だと感じました!
Bさんはドラマでカップルカウンセリングの存在を知り利用を考えたそうですが、最初は夫婦ふたりとも優等生タイプだったため不安だったそうです。というのも、「カウンセラーさんが求める答えを探して、自分たちのための対話にならないのではないか」と。
同じタイプの方も少なくないのではないでしょうか。
そんなBさん夫婦でしたが、カウンセリングの回数を重ねることで核心をついた質問をされることもあり、自分の気持ちを話せるようになったそう。むしろ自分たちだけでは出なかった解決策もあり、夫婦仲の改善もできたとおっしゃっていました。
私自身、Bさんと同じタイプなので実りのある機会になるか疑問でしたが、流石はプロ、解決まで導いていて感心しました。また、Aさんが仰っていた「緊急性は高くないけどモヤモヤしていること」は後々響いてきそうなので、こうした機会を利用するのもひとつの手ですね。
実際に体験した方のお話を聞く機会はあまりないので、貴重な機会になりました!
Session3 法律婚、事実婚。どう選ぶ?
〈登壇者〉
株式会社ILLUMINATE 代表取締役社長 ハヤカワ五味 さん
タレント・ソフトウェアエンジニア 池澤あやかさん
法律婚と事実婚の違い
最近よく聞く「事実婚」。名前は知ってるけれど、実際法律婚となにが違うかよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。
事実婚と法律婚の違いについての事前アンケートでは、「よく知っている」と答えた人は約1割しかいませんでした。
法律婚と事実婚の違いは主にこちらになります。この他にも、ビザや保険など様々な違いがあります。
特にゲストのおふたりが、気をつけた方がいいとおっしゃっていたのが「親権」と「財産の相続」について。
事実婚の場合、パートナー解消後の親権が原則母親であるため、子供が生まれる前の話し合いは必須になってきます。相続税についても軽減されないので、この点についてはお得とは言えないでしょう。
事実婚は親権や財産贈与の税金の違いなどで不便はあるけれど、名字変更に関する悩みはなくなる。
ふたりでしっかり話し合いたいことですね。
ゲストのおふたりは、どう考える?
「違いはわかったけれど、私たち夫婦はどっちがいいのだろう?」という疑問を抱いた方もいるのではないでしょうか。
この疑問に対して、ゲストおふたりの考えを教えてもらいました!
【池澤さん】
私は、基本的には法律婚がいいと思います。事実婚は「姓を変えなくていいこと」が最大のメリットで、それ以外は行政からの支援やできることが限られてくるので、法律婚の方がお得かな。
【ハヤカワさん】
相手の面倒をどこまで見たいかに関わると思います。法律婚のメリットは、死ぬときや別れるとき、子供が生まれたときに得られるものなので、それを踏まえたうえで相手に対してどう責任を取りたいかで考えています。
どちらにもメリット・デメリットがあるのは確か。相手に対する思いや自分が置かれている状況をしっかり把握したうえで、ふたりに合った方を選択するのが1番だなと改めて思いました。
この他にも、結婚前に話しておきたいことや話の切り出し方についてもアドバイスを頂きました。
メリットデメリットも踏まえつつ、互いの気持ちを正直に伝えあうことが大切。また、爆発する直前ではなくて、もやもやを発見したらその時に言うようにすると心に余裕が持てるのでおすすめです!
Session4 相性ってどう見極める?
〈登壇者〉
株式会社リオン代表取締役&才能プロデューサー 佐野 貴(たかちん)さん
フタリノ株式会社・代表取締役 清水 愛
相性って何?どう見極める?
みなさんはパートナーと相性がいいと思いますか?事前アンケートでは「バッチリ!」が約半数を占めていました(すごい!)。
しかし、なかには「よくわからない」、「そもそも相性って?」という方もいるのではないでしょうか。
そこで、このセッションでは才能プロデューサーのたかちんさんをゲストに迎え、視聴者さんのご相談に乗っていただきました!
そもそも相性とは何でしょうか。
たかちんさん曰く、相性というのは「承認度」と「行動しているか」の縦横の軸で説明ができるそうです。
相互に承認し合っていて、お互い尽くすタイプだととても相性がいいと言えます。一方で、「承認はしてるけれど行動は全くしていない」となると、口ばっかりと思われているかもしれません。
そして、ここでキーワードになってくるのが『価値観』。そもそも価値観が合わないと、自分は尽くしているつもりでも相手にはそう受け取られていないこともあります。そのため、価値観がベースにあると言えるでしょう。
続いて、視聴者さんからの質問。
「2回結婚に失敗したので、人を見る目も結婚適正も自信がありません。今後どんな点に気をつけたらいいでしょうか。」
【たかちんさん】
悲観的になる必要はないと思います!まず今は相性のいい人を探し放題なので、ラッキーだと思いましょう。そのうえで、価値観の違いが出やすい人間関係系や衛生面に着目するのがおすすめです。相手の気が抜けているときに、「ついつい出る癖」を見るようにしたら合う合わないがわかりやすいと思います。
相性とは曖昧で、移ろいやすいもの。それを楽しみつつ、自分が絶対許せないことを見つけて、心地いい関係を築けたらいいですね。
大事なのは「いい状態を期待しすぎないこと」!
全体のまとめ
パートナーと関係を築いていくうえで、悩みはつきものかと思います。生まれも育ちも違うので価値観の違いは違いとして、どのように相手を受け入れていくかが重要です。
今回のイベントでは、そういった悩みを解決する術をたくさん収集できました。
答えがないからこそ、ふたりで話し合いながら心地いい関係を築きたいですね!
ご出演いただいたゲストの皆様、視聴者の皆様、ありがとうございました!