【前編】3年の時を経てセックスレスが解消!予想外の原因と夫婦がとった方法とは|フタリノコト
100組、100通りの答えがある「フタリノコト」について、ゲストの方のリアルストーリーを深掘りすることで、世の中の正解じゃなく「ふたりのこたえ」を見つけるヒントになるような情報をお届けしていきたいと思っております。
パーソナリティは、フタリノ代表のしみぃでお送りします。
しみぃ:本日はフタリノでも話題になることが多い、セックスレスの問題についてお送りします。 結婚当初からレスに悩んでいたけれども、様々な努力を重ねた結果、関係に変化があったというりんねるさんをゲストにお招きしております。りんねるさんよろしくお願いします。
りんねるさん: よろしくお願いします
しみぃ: 早速ですが、簡単に自己紹介をお願いします。
りんねるさん: 私は結婚3年目で、今年で31歳になります。同い年の夫と地元で出会い、地元で結婚し、一緒に転職し、上京して都内で生活しています。夫と出会ってからは6年の付き合いになります。
新婚当初から寝室もお風呂も別々にしてます。 夫はノンセクシャルのような感じで、スキンシップはちょっと苦手なタイプです。
しみぃ: なるほど。
りんねるさん: 元々淡泊な人で、お付き合いしている時も2、3回ぐらいしかそういうスキンシップが取れてなかったんですね。帰省とかも別々で、一緒に帰ることもなく。
お互いフルタイムで働いていて、私は夜勤もあって休みも不定期。夫は日勤で暦通りのお休みなので、勤務的にもすれ違いが多くて、1日以上顔を合わせないことも多いです。ひどい時は数日顔を合わせない時もあります。
りんねるさん: 2人とも外食とか旅行が好きだったんですけど、コロナでそれができず、気分転換ができなくなりました。それで、夫婦関係にもヒビが入りつつあるっていう状態でした。
しみぃ:元々セックス自体は少なかったんだけれども、コロナを機に日常に変化が出てきたことで、さらに悩みを深めてしまった感じなんですかね。
りんねるさん: はい、そうですね、
セックスレス解消のきっかけはセミナー参加
しみぃ:りんねるさんが過去にいちばん悩んでいた時の状況をお伺いしてもいいですか?
りんねるさん: ちょうど1年前くらいがいちばん悩んでいました。
年齢的にも周りがどんどん妊娠や出産をしていって、次のステージにいっている間に、私はずっとレスなので、そんなことは奇跡でもない限り起きないなぁと。そんななか、当時大好きだった元カレからでき婚の報告があって、かなりショックを受けました。
それまでは大して気にしていなかったレスという事実に、本気で悩むようになりました。
私はこのまま何もなく一生を終えるのかな、と。
しみぃ:周りの変化って、すごく自分を考えさせられちゃいますよね。そこから1年を経て、現状はどうなりましたか?
りんねるさん: 自分なりに色々調べて、セミナーに参加したり、カウンセリングを受けたり、医療的なアプローチを試みたりしました。それと、同じ悩みを持つサークルのようなものに入ったり、漫画とか動画とか、とにかく情報を集めて、様々な面からアプローチしました。その結果、3年以上続いたレスを解消できたという状況です。
しみぃ:すごい!!(拍手)それはりんねるさんにとっても、満足の行く頻度になっているっていうことなんでしょうか。
りんねるさん: まだ1回しか成功してないので、なんとも言えないんですけど。3年以上なかったものが、1回でもあるという状態が、私にとってはとても大きな成長です。これからも引き続き、月に1回ぐらいはあるようにキープしていきたいなと思います。
しみぃ:3年なかったところから、復活するって本当にすごいことです!ただ、自分たちがセックスレスだということを相手に伝えるのって難しいですよね。さらに「2人でセックスレスを解消する」という同じ目的を持つのが一番ハードルが高いんじゃないかと思いますが、りんねるさんの場合はどうでしたか?
りんねるさん: 私たちの場合は、セミナーに一緒に参加するところがきっかけだったなって思います。誘うのが一番勇気が必要でしたけど。「性とお金」っていうテーマのセミナーで、「こんなのがあるけど参加してみない?」とフランクな感じで言ってみたら「面白そうだね、一緒に受けてみようか」と。
しみぃ:ご主人も嫌々というよりは、興味を持ってくれたんですね。
りんねるさん: 「性」だけじゃなくて「お金」というのがあったので、ちょっと恥ずかしさが和らいだっていうのもあると思います。
しみぃ:誘いやすいテーマだったってことですね。実際おふたりでセミナーを受けてどうでしたか?変化はありましたか?
りんねるさん: 目から鱗の情報ばかりで、「性の話もお金の話も日本人は隠さなきゃという認識が強いけど、それは間違いでどんどん話していってもいい内容である」ということを学んだのが、いちばん自分の視点を変えてくれました。
しみぃ:確かに話しにくいテーマではあるけど、第三者にそう言ってもらうと、2人の話もしやすくなりますね。
りんねるさん: あと、「会話」と「対話」が違うということも知り、私たちはおしゃべりばっかりで肝心な話し合いが全然できてなかったな、ということに気づきました。
しみぃ:会話と対話は具体的にどう違うんですか?
りんねるさん: 「会話」はその場でちょっと話す雑談みたいなどうでもいい内容で、「対話」は将来のこと、子どものことなど、もっと深い内容ですね。私たちは対話せず、雑談ばかりで楽しければいいという感じの生活を送っていたんです。
しみぃ:すごい深いですね。そのセミナーをきっかけに、ご夫婦でセックスレスについて話す機会が増えていったんでしょうか。
りんねるさん: そうですね、それがスタートで少しずつ話せるようになっていきましたね。実は私が夫に対して、心を開きすぎて異性として見れず、兄弟のようにしか見えなくなっていたんです。セミナーの中でそれが何故かというのも教えてもらって、どうしてそう見えてしまうのかっていうのもすごく勉強になりました。
カウンセリングで予想外の原因を知る
しみぃ:異性として見れなくなるのは、どんなメカニズムなんですか?
りんねるさん: プリペアー・エンリッチっていう関係診断プログラムを受けたら、私たちは同じ「システム型の人間」って診断されたんです。そのシステム型同士だとお互いを兄弟にしか見えなくなっていくっていうのがよくあるパターンだそうで…そのパターンに見事ハマっていたという結果でした。
しみぃ:そういう診断テストがあるんですね。
りんねるさん: はい、私も初めて知りました。本当は結婚する前に受けておいた方がいいらしいんですけども、まだ新婚だったのでとても参考になりました。
しみぃ:そこで自分たちの特徴とか、考え方を改めて理解した時に、「あ、こういう部分が私たちのレスに繋がるすれ違いがあったんだ」というのを知ったんですね。
りんねるさん: プリペアー・エンリッチの分析結果をもとにカウンセリングも受けられるのですが、2人で受けて次のステージに進もうと決めました。
しみぃ:カウンセリングは、どんな感じでしたか?
りんねるさん: カウンセラーは男性だったんですが、なんでもセキララに話していただいて、こちらも話しやすい雰囲気でした。私と夫で一緒に受けることもありましたし、1人ずつ受けることもありました。相手がいると話しづらいことも話すことで、お互いのボタンの掛け違ってる部分を、カウンセラーの方を通して教えてもらうという感じでした。
しみぃ:りんねるさんたちのボタンの掛け違いがあった部分や、レスの根本にあったものを知ることはできましたか?
りんねるさん: 1番は、夫のレスにつながるトラウマを知ったことですね。
私のちょっとした言動とかで深く傷ついた思い出があったことに、全く気がつかなかったので、 カウンセラーに相談してよかったなって思いました。私自身もスキンシップに依存している原因を知ることができました。
実は私も夫も、父親との関係にちょっと問題を抱えていることも、診断プログラムで判明しました。 そもそもの家族関係のところからレスは始まっているんだな、と。とにかく多角的に夫婦関係を見ることができました。
しみぃ:先ほど、りんねるさんの言葉によって、旦那さんを傷つけてしまっていたという話がありましたが、具体的に聞いても大丈夫ですか?
りんねるさん: はい。初めて2人で海外旅行でフィリピンに行ったときに、いい雰囲気の場所で夫が手をつなごうとしたら、私が拒んだことがあったんです。そんなところからレスが始まっていたんです。その時の軽い気持ちで手を繋ぎたくないって拒否しただけで、ここまで長年のレスに繋がってしまっていたんだ、と驚きました。そんな些細なことで!?って。
しみぃ:それが、ご主人にとっては「拒否をされてしまった」というトラウマになってしまったんですね。
りんねるさん: なんか申し訳ないなって思いました。最初のボタンの掛け違いがどんどんどんどんズレて、大きなセックスレスっていう問題に繋がってしまったんですね。
家庭環境や性格がレスに繋がっていた?
しみぃ:父親との問題についてもありましたが、りんねるさんご夫婦の家族関係はレスにどう影響していたんでしょうか。
りんねるさん: 二人とも父親に苦手意識を持っていました。家族の中でも父親はちょっと仲間外れみたいなところがあって、父と母がが仲良くしてるのも見たことがないです。
セックスは子どもを作る時だけするもので、それ以降はないという環境で育ってきたというのも原因の1つなのかなと思いますね。
しみぃ:理想とする夫婦の親密度みたいなものと、自分たちが育ってきた環境とのギャップも影響していて、実際にイメージできないということがあるんでしょうね。
りんねるさん: そうですね、ずっと見てきた親の夫婦関係を無意識に参考にしてしまうところがあって、自分も夫婦の不仲に繋がってしまったみたいです。
しみぃ:すごいですね。セックスレスって言うと、異性としての魅力がどうとか、外見的なことであったり、セクシーな下着がどうであったり…そういう議論がされることが多いと思うんです。今お話を聞いてて、もっと深いところにボタンの掛け違いがあったりとか、「対話」すべき内容が潜んでるっていうのがとても勉強になりました。
りんねるさん: 私も最初は「下着が可愛くないのかな」とか、「フェロモンの香水を買ってみようかな」って思ったりとかしました。
しみぃ:そういった努力もされたんですね。
りんねるさん: 簡単にできるところから始めましたね。でも、もっともっと深く、自分の性格とか、 根本から直していかないと解決しないんだなって勉強になりました。
しみぃ:なるほど、貴重なお話ありがとうございます。りんねるさんは他にも色々実践されたことがあるそうで、レス解消のためにご夫婦が実践してきたことを後編でも聞いていきたいと思います。
フタリノコトでは、ふたりの人生の転機や悩みと向き合ったストーリーをお話ししてくださるゲストの方を募集しています。
- ずっと悩んでいたことに、解決の兆しが見えた気がする
- 過去の自分に、今ならこんな言葉をかけたい
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